夢を実現!主婦が起業して成功するために注意したい5つのポイント

私が講師を担当する起業セミナーに参加される方の8割は結婚している主婦の方です。

子育てや家事の合間の時間を有効に活用して起業したい
子どもの手が離れたので何か始めたい
パートではやりがいが感じられないので好きなことを仕事にしたい

こうした理由で起業を目指す主婦の方がたくさんいます。

実際に起業する主婦の方も増えていて、具体的な起業のご相談に対応することも多々あります。

そのなかで主婦の方に共通して起業する際に気を付けて欲しいことがあることに気づきました。

そこで今回は、主婦の方が起業して成功するために注意したい5つのポイントをご紹介します。

目次

主婦が起業して成功するための5つのポイント

主婦と言っても、過去にバリバリのキャリアウーマンだった方もいれば、ほとんど社会に出たことが無いままで専業主婦になった方や、主婦でもパートなどで働いている方など様々です。

起業を目指すCさん
起業を目指すCさん

同じ主婦でも色んな人がいるわよね~

でも共通しているのが、結婚していて家事や育児、介護などの家庭内での役割を持っていること。

そして、経営やビジネスの第一線から一定期間離れてしまっていること。

こうした特徴を踏まえると、主婦が起業をする場合には
①憧れだけで起業を決めないこと
②家族の理解を得ること
③ 起業やビジネス、経営に関して勉強をすること
④ ある程度の自己資金を用意すること
⑤ ビジネスプランを作ること

という5つに気をつけなければいけません。

以下に、それぞれの項目について解説しますね。

ポイント1:憧れだけで起業を決めないこと

女性起業家にキラキラした憧れのイメージを持っていませんか?

「女性起業家」と聞いてあなたはどんなイメージを持ちますか?

インスタなどのSNSでは「女性起業家」と名乗って、オシャレな日常をアピールする方を見かけます。

フィードに流れてくるキラキラしたゴージャスなライフスタイルの写真や、バリバリと仕事をしている姿に憧れる方も多いのではないでしょうか。

自分は家で地味に家事をしているのに、スマホ画面から起業家の楽しそうなキラキラした姿が現れたら、憧れの気持ちが生まれるのは当然です。

でも、起業したからといって同じようにキラキラした生活が送れるとは限りません。

メディアでも「主婦から起業して年収〇億円を稼ぐ女性社長」みたいな人が紹介されたりしますが、そういう人はほんの一握り。

誰もが成功するわけではありませんし、特に主婦から起業して成功するには大変な努力が必要です。

憧れる気持ちがダメなのではありません。

憧れの人や目標となる人がいれば、それはモチベーションに繋がりますが、それだけでビジネスが上手くいくとは限りません。

起業して成功するためには、事業に対する熱意や地に足の着いたビジネスプラン、そして周囲のサポートやタイミングなど様々な要素が必要です。

憧れの気持ちだけで起業を決めていないか
本当にやろうとしている事業に対して想いがあって事業計画がきちんとあるか

といったことを今一度考えてみてください。

さらに、起業したら好きなことで自由に仕事ができるとか、売上が伸びれば収入も増えるなど、メリットばかりに目が行きがちですが、失敗した時のリスクや様々なデメリットもあるということも理解したうえで起業を検討してください。

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ポイント2:家族の理解を得ること

起業したいと思ったらまず家族に相談しましょう

主婦から起業する場合、家族の理解と協力は欠かせません。
起業したいと思ったら、まずは身近な家族に起業したい気持ちや事業内容を伝えましょう。

家族に話すと大抵の場合、旦那さんは「リスクがあるから」と反対し、お子さんは「ママがやりたいなら応援するよ」と賛成するパターンが多いようです。

起業を目指すAさん
起業を目指すAさん

旦那には「お前に経営は無理だ」って反対されてるんです・・・

もし旦那さんを始め、家族からあなたの起業に対して反対の意見が挙がった場合、なぜ反対なのか、その理由をきちんと聞いてみてください。

起業したら家事がおろそかになるのではないか
赤字になったら家族に迷惑がかかる
ビジネスというのはそんな簡単に成功するものじゃない

こういった言葉で反対されることが多いようですが、それに対して相手が十分に納得するよう説明を重ねることが大切です。

起業したら家事がおろそかになるのではないか
⇒起業しても家事の時間をきちんと確保したり家事サービスを利用して質を落とさないようにする

赤字になったら迷惑が家族にかかる
⇒赤字になっても自己資金で補う

ビジネスというのはそんな簡単に成功するものじゃない
⇒きちんとビジネスプランを提示して事業の内容や収支計画を見てもらう

あなたの起業に対する反対意見に丁寧に説明をして納得・理解してもらい、家族が一番の協力者という状況を作ってから起業を進めるようにしてください。

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ポイント3:起業やビジネス、経営に関する勉強をすること

起業したいと思ったら経営やマネジメントについて勉強しましょう

主婦の方の場合、過去に働いたことがあっても、経営やマネジメントに携わった経験が無い方がほとんどです。

また、かつてはバリバリのキャリアウーマンだった方でも、出産や子育てでビジネスの第一線から離れて時間が経っている方も多くいます。

泳ぎ方を知らないままでいきなり海に飛び込んだら溺れてしまうように、起業するにあたってビジネスの知識や業界の情報などが無ければ事業はすぐにとん挫しかねません。

そこで主婦から起業を目指すのであれば、まずは経営やビジネスの基礎知識を学んで、現在の経営環境や業界動向などの情報収集をしましょう。

さらに業種によっては許認可が必要であったり、定められた法律などもありますから、事業に関する法律等の知識を得ることも欠かせません。

ネットにも起業の知識や起業のやり方について情報がたくさんありますが、お勧めはお住いの地域の自治体や商工会・商工会議所で行われている無料または低額の起業セミナーに参加することです。

まずはそうしたセミナーに参加して体系的に起業の基礎知識を身に付けるようにしてみましょう。

そういうセミナーに参加すると、起業に関する知識や情報だけでなく、起業の仲間も出来ますし、相談先などのネットワークもできるので一石二鳥ですよ。

ポイント4:ある程度の自己資金を用意すること

最近、起業の相談を受けるなかで増えてきたのが「自己資金が無いけど起業をしたい」という方。

自宅でパソコン一つで開業するような業種であれば、資金がそれほど無くても起業が可能ですが、なかには飲食店などの店舗を開きたいけれど自己資金がほとんど無い、という方も少なくありません。

事業のプランを聞くと、数百万~1千万程度はかかると思われる計画であっても、自己資金をほとんど持たず、銀行からの融資や補助金、クラウドファンディングで必要額を調達したいという無茶な方もいました。(もちろん、主婦の方で未経験の業界での起業です・・・)

このところ資金調達の方法が多様化しているうえ、女性向けの創業者融資や補助金なども充実していて、女性が起業する際に資金調達がしやすくなってきているのは事実です。

でも、全てを借り入れで賄うような事業計画では非常に危うく、そもそも借り入れ時に最低でも必要額の3割程度の自己資金がなければ融資も厳しくなってきます。

そして資金調達のご相談をされる方が、きちんとした収支計画・資金計画を準備していない場合もありますが、それはもってのほか。

まずは事業で必要な資金が幾らになるのかきちんと把握して、その金額の1/3は自分で準備するように目指しましょう。

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ポイント5:ビジネスプランを作ること

主婦から起業をしたいと思ったら、まずはビジネスプラン(事業計画)を立てましょう。

ビジネスプランとは、起業してやりたい事業を説明する書類で、ある意味、あなたの事業のトリセツ(取扱説明書)とも言えるものです。

誰に、何を、どのように提供するのかを説明するとともに(事業分析・事業展開)、幾らの売上を計画していて、費用はどのくらい掛かるのかを(収支計画・資金計画)を記載します。

「ビジネスプラン」と検索すると、さまざまな書き方、フォーマットが見つかるので、自分が作りやすいタイプのもので構いませんので一度作ってみましょう。

起業について頭の中で考えている計画を紙に書き出してみる、という行為は事業の整理ができるうえ、出来上がったビジネスプランは家族や周囲、協力者への説明にも役立つはずです。

投資家から資金を調達するのでない限り、ガッツリしたものを作る必要はありません。
まずは自分のやりたいことを文字にしてみることから始めてみましょう。

まとめ

起業をしたいと考える主婦の方が増えていますが、憧れだけで起業を考えるのではなく、事業の内容やどのように展開するかを十分に考えてビジネスプランを立ててみましょう。

ビジネスプランを立てるなかで、ビジネスや経営について知らない部分や分からないことが出てくるはずです。そうしたら、知らないまま・分からないままにせずに、きちんと勉強をしてみましょう。

特に「数字が苦手で収支とか資金計画とかよく分からない」という方がいらっしゃいますが、経営と数字は切っても切り離せません。苦手であっても勉強してみてください。

そして、起業のために必要な資金額を計算して、最低でもその半分を目標にお金を用意しましょう。

起業には家族を含めて周囲からの応援・協力も欠かせません。
ビジネスは応援してくれる人が多ければ多いほど成功が近づきます。

主婦の方は、ここに書いた5つのポイントに気を付けながら、ぜひ自身の夢が実現できるように準備を進めて一歩を踏み出してみてください。

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