起業して事業を始めたら誰しもやらなければならないのが経理・会計処理。
女性に多い個人事業主やフリーランス、副業でビジネスをしている方の場合は、1月から12月までのお金の取り引きを帳簿にまとめて翌年の3月15日までに確定申告をしなければなりません。
女性経営者Cさんいつも経理処理は後回しにしちゃって、毎年2月に慌てて作業するんですよね・・・
新人経営者さんそんなに取引数が多くないから表計算ソフトで計算しています。
簿記とかもよく分からないし・・・
あと、会計ソフトって高いんじゃないですか？
ながたそんな方の経理会計のお悩みや疑問をこの記事で解決します！
手描きやエクセルなどの表計算ソフトでの処理は、入力ミスや仕訳ミスにつながりやすうえ、面倒なため後回しにしがちです。
会計ソフトを使うことで簿記を知らない人でも簡単に入力ができるうえ、ミス無く確定申告ができるようになります。
そこで今回は、起業する女性に多いフリーランスや個人事業主の方を対象に、会計ソフトの疑問にお答えしつつ、確定申告も含めて日頃の会計処理に合ったお勧めの会計ソフトをご紹介します。
・会計ソフトを導入しようか迷っているフリーランスや個人事業主の方
・簿記の知識が無くて経理や決算が面倒だと思っている個人事業主さん
・副業をしている方で確定申告をもっと簡単に、楽にしたいと思っている
そもそも会計ソフトでどんなことができるの？
会計ソフトは経理ソフトとも呼ばれるもので、経理・会計処理を効率的に行うためのソフトウェアを指します。
具体的には、日々の売上や経費の支払いなど、事業に関するお金の動きを入力することで、それを自動で集計して決算書を作成してくれるシステムです。
会計処理のための帳簿付けや決算書、申告書、財務諸表などを自分で作成するには「簿記の知識」が必要になります。
しかし会計ソフトがあれば、簿記の知識が乏しくても必要な書類が作成できます。
フリーランスや個人事業主にも会計ソフトって必要？
起業当初や副業での起業であれば、取引も少ないため「会計ソフトは不要」と思う方が多いのではないでしょうか。
でも、エクセルなどの表計算ソフトや手計算で集計して申告書に転記する、という作業には意外と時間がかかります。
手計算であれば計算間違いの可能性もありますし、何度も計算をしなければならない作業時間は馬鹿になりません。
さらに、青色申告をするのであれば、複式簿記による記帳と貸借対照表・損益計算書など提出が必要になるため、簿記を知らない人が作成するのはまず無理です。
また、簿記を知っている人であっても、会計ソフトを使用しなければ時間がかなりかかります。
後ほどご紹介する会計ソフトのなかには無料で導入できるものもあるので、小さな事業者さんであっても導入して会計処理に割く時間を短縮することで、本業に専念して収益アップを目指しましょう。
どんなソフトがあって、どれを選んだらいいの？
フリーランスや個人事業主の方が使う会計ソフトには大きく分けて「インストール型」と「クラウド型」の2種類があります。
パッケージソフトをパソコン（PC）にインストールして使用するタイプの会計ソフトを「インストール型」と言います。
インストール型会計ソフトの主な特徴
・パソコンに会計ソフトをインストールして使用する
・インターネットに接続していなくても使用可能
・料金は購入時のみに発生
・基本的にインストールしたPCのみでしか使用できない
インターネット上にあるソフトをオンラインで使用するタイプの会計ソフトを「クラウド型」と言います。
クラウド型会計ソフトの主な特徴
・パソコンへのインストールは不要で、ブラウザからログインするだけですぐに使用できる
・インターネットに接続していないと利用できない
・料金はサブスクリプション型が多く、月額払いもしくは年払い
・パソコンだけでなくスマホやタブレットからも入力が可能
女性経営者Cさんえ～っと…
ぶっちゃけ、どっちのほうがお勧めなんでしょうか？
ながた規模の小さな事業者さん・フリーランスさんには【クラウド型】の会計ソフトがおすすめです！
女性に多いフリーランスや個人事業主さんには「クラウド型」がおススメ！
ネットバンキングやクレジットカード、電子マネーと連携して自動で入力ができたり、スマホからも入力できるなど、女性の起業家さんにとって便利な機能があるのがクラウド型です。
電車での移動やカフェでの待ち時間などに、スマホからサクッとレシートの入力をこまめにすれば、「確定申告まで処理を溜めちゃった…」なんてこともなくなるはずです。
会計ソフトと連動可能なクラウド型の請求書発行システムなども増えています！
女性におススメのクラウド型会計ソフト３選
それでは、具体的に女性のフリーランスさんや個人事業主さんにお勧めするクラウド型会計ソフトを３つご紹介します！
ご紹介するのは以下の３つのソフトです。
freee
起業後２～５年の女性フリーランスさんや個人事業主さんに「何の会計ソフト使ってる？」と尋ねると、回答が多い会計ソフトがfreee です。
スマホやタブレットだけで確定申告書が作成できるので、PCに不慣れな女性の事業主さんにも導入しやすいですね。
freeeの特徴
・インストール不要のクラウド型
・PCを持ってなくてもOK。スマホで確定申告書が作成可能
・銀行やクレジットカードとの連携することで入力が不要
・レシートや領収証をスマホのカメラで撮影すると自動で入力ができる
料金プラン
スターター：必要最低限の機能を利用して確定申告を済ませたい方
年払い 980円/月 月払い1,480円/月
30日間、無料でお試しができるので、気になった方はまず無料で登録して使い勝手を見てみるのが良いでしょう。
弥生会計
ある程度年数が経った事業者さんの多くが使ってるのが弥生会計。
顧問税理士さんとのデータのやりとができるため、弥生会計を使用している方も多いようです。
弥生会計の特徴
・クラウド型の会計ソフト
・電話やメールでのサポート体制が充実している
・銀行明細やクレジットカードなど自動で取引データを取り込める
・会計ソフトとは別に個人事業主の確定申告に特化した「青色申告」「白色申告」ソフトがある
・利用料が初年度無料。起業して2年以内であれば2年間無料で使用できる
料金プラン
・起業から2年以内は2年間無料
・セルフプラン 26,000円/年
弥生会計」シリーズには起業したての方や副業での起業した方で「白色申告」の方向けのソフトがあります。
この「やよいの白色申告オンライン」は何と使用料金がずっと無料！
すべての機能が使えてずっと0円という女性の小さな起業家さんには嬉しいシステムです。
事業が順調に成長したら「やよいの青色申告オンライン」にデータを移行できるので、青色申告への切り替えもスムーズにできます。
いずれにせよ、導入時の費用負担が少ない点が弥生シリーズの最大の特徴です。
マネーフォワード
ママ世代には家計簿アプリでよく知られている「マネーフォワード」ですが、こちらにも会計ソフトがあります。
マネーフォワード クラウド会計の特徴
・クラウド型会計ソフト
・銀行やクレジットカードのほかにAmazonなどのサービスとも連携しているのでデータ入力の手間が省ける
・AIが学習して使えば使うほど自動仕分けの精度が向上する
料金
年額プラン 2,980円/月 月額プラン3,980円/月
※1か月間無料トライアルができるが、一部機能が制限されます
なお、マネーフォワードにも確定申告専用のソフトがあります。
マイナンバーカードとICカード読み取り対応のスマートフォンがあれば、税務署に行かずに確定申告（電子申告）ができるのが特徴です。
家計簿アプリのマネーフォワード MEと同じIDでログインができます。
まとめ：会計ソフトを活用して稼げる起業家を目指そう！
簿記や会計の知識が乏しい方にとって、近寄りがたくて良くわからない…というのが会計ソフト。
でも、実際に使ってみると、簿記の知識が無くても決算・確定申告の作業がスムーズにできるのを実感できるはずです。
取引がとても少ない場合であれば、手作業やエクセルなどの表計算を使った会計処理・決算作業でも問題ありませんが、定期的にある程度の取引がある場合なら、ぜひ会計ソフトを導入してみることをお勧めします。
会計ソフトの導入は作業時間が短縮できるだけでなく、日々こまめに入力をしておけば、月次での売上・費用の推移を確認できたり、最終的な確定申告の手間やかかる時間を少なくすることができます。
事業活動のなかで優先してやらなければならないのは、お客様の対応など売上を伸ばして稼げる事業につながる行動です。
会計処理や決算などの、売上に直接結びつかない活動は出来る限り時間を短縮・効率化して、本業に専念することで稼げる女性起業家を目指しましょう！
1年以内に起業を目指す女性もしくは起業して約１年以内の女性を対象に「きちんと稼げる」ことをテーマにした個別のコンサルティングを行っています。
【対面orオンライン】2時間単発セッション
【対面orオンライン】3か月個別コンサルティング
2時間単発セッションは、起業のモヤモヤ解消に。
３か月の伴走型のコンサルティングは、事業を成長させたい方、一つ上のステージに上がりたい方にお勧めです。
