女性のビジネスを成功に導くカギは『事業コンセプト』にアリ!

「いつか好きなことで起業したいなぁ」と思っている方も、「1年以内に起業をする!」と決意を固めている方も、ぜひ考えて欲しいのが『事業のコンセプト』です。

「あのお店はコンセプトがいいから流行っているね」
「あそこはコンセプトがブレてるから人気無いんだよ」

こんな風に普段からコンセプトという言葉を使っているかもしれませんが、あらためてコンセプトと言われると「何だろう?」と思いませんか?

そこで今回は、あなたのビジネスの軸となる「事業コンセプト」についてお伝えしたいと思います。

ながた
ながた

今回は、ビジネスの軸となる「事業コンセプト」についてお伝えします。
・事業コンセプトってどうしたらいいの?
・どうやってコンセプトって作ったらいいの?
・事業のコンセプトって本当に必要?
・コンセプトを作るメリットって何?

と思っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

それではどうぞ!

目次

事業コンセプトとは?

あなたは起業してどんなことをしたいと思っていますか?

起業セミナーに参加している女性に尋ねると以下のような返事が返ってくることがよくあります。

・アロマセラピーのサロンを開きたい
・パン教室の先生として起業したい
・気軽にみんなが集まれるカフェを開きたい

こうした「〇〇したい」というのはビジネスのアイデアです。

このビジネスのアイデアを具体的に表現し、アピールするポイントとして整理したものを「事業コンセプト」と呼びます。

簡単に言えば、あなたのビジネスがどういうものなのかを簡潔に表現したものです。

例えば、あなたが起業した後、出会った人と名刺交換をしたとします。

その時、あなたは自身がどんなビジネスをしているのか数十秒で相手に説明しなければなりません。

この時に説明するのが「事業コンセプト」です。

名刺交換という短い挨拶の時間に、だらだらと何分も説明しているようではコンセプトがまとまっていないことを表しています。

簡潔な文章で相手の心に刺さる魅力的な事業の説明ができてこそ、良いコンセプトと言えます。

なお、コンセプトを作りあげることを「コンセプト・メイキング」といいます。

事業コンセプトは必ず必要?作成のメリットは?

起業をする場合、コンセプトを作らないといけないのでしょうか?

その答えは「No」です。

起業を目指すAさん
起業を目指すAさん

え?コンセプトって無くてもいいの?

コンセプトが無くても起業してビジネスはできますし、必ず無いといけない、というものでもありません。

ただし、コンセプトを作ることで得られるメリットが多いので「作ったほうが良い」と言われます。

それでは、コンセプトを作成するメリットとは何でしょうか?

お客様や関係者に正しいメッセージが伝わる

起業をしたことが無い方は、ビジネスを始めたらすぐにお客様がついて売り上げが伸びていくと思い込みがちです。でも実際には、そのようなことはほとんどありません。

あなたが提供するものは、他には無い素晴らしいオリジナリティ溢れる特別の商品・サービスだ!と思っているかもしれませんが、多くの場合、世の中には似たような商品・サービスが溢れていて、お客様はあなたの商品・サービスに見向きもしない・目を留めないことが大半です。

そんな時に魅力的なコンセプトがあるかどうかで、大きく違ってきます。

コンセプトは「アピールポイントを整理したもの」と書きましたが、あなたの商品・サービスと他との違い・差別化をシンプルに表現したものです。

良いコンセプトであれば魅力的な商品・サービスであることがお客様に正しく伝わり「それなら欲しい!」と思ってもらえるようになるはずです。

また、先ほどの名刺交換の例のように、取引先や協力者などの関係者にコンセプトを伝えることで事業への理解が図れ、スムーズな事業活動に繋がるのです。

事業の進む方向性を示してくれる

起業をして事業を進めていくと、協力者や周囲の人から様々なことを言われます。

「あれをやったほうが良い」「こっちのほうが便利だ」「これを追加したほうがいい」などと、もっともな理由と共にアドバイスをしてくれる人がたくさん現れます。

そんな時に事業の軸がブレていると、あちこち寄り道をすることになってしまい、なかなか前に進んでいきません。

コンセプトはあなたの事業の軸となって行動の指針になりますし、次に何をしたら良いか、どの方向に進んでいったらいいかを示してくれるのです。

コンセプト作りに欠かせない3つの要素

それではコンセプトはどのように作ったら良いのでしょうか?コンセプトは次の3つの要素が大切になります。

事業コンセプトを作る際に欠かせない3つの要素
①誰に
②何を
③どのように

それでは3つの要素について具体的に解説します。

誰に:あなたのお客様は誰ですか?

コンセプトを考える際に、まずあなたのビジネスがどんなお客様を対象にするかを具体的に考えます。

よくセミナーで「あなたが狙うお客様は誰ですか?」と尋ねると、多くの方から「老若男女問わず誰でも!」とか「世の中の全ての人」という答えが返ってきます。

もちろんそれは理想ですが、女性の小さな起業では、世の中のすべての人を満足させることは現実的ではありません。

なぜなら、世の中の全ての人にあなたの事業を知ってもらうことは不可能ですし、そうしようと思ったら莫大な費用がかかってしまいます。

女性の小さな起業では、幅広く多くの人を対象にするのではなく、より具体的に「〇〇な人」とターゲットを狭く絞ることで、お客様の満足度を高めていくほうが効果的で効率的、そして確実です。

またターゲットを設定する際、年齢や性別、住所、職業などの属性も大切ですが、

  • ○○で困っている・悩んでいる方
  • ○○を実現したい、〇〇になりたい方

という「お客様のニーズ」に着目することが最も重要です。

あなたの商品・サービスで喜んで笑顔になっている人の姿をイメージしてターゲットを絞り込んでみましょう。

何を:どんな商品・サービスを提供しますか?

あなたの事業のターゲット(=誰が)が決まったら、その人に何を提供するかを考えます。

どのような商品・サービスなのか、その特徴や魅力、強み、価値に加えて、他との違いを具体的に表現しましょう。

例えば、あなたがパン屋さんを始めようと思っていたとします。

ここで提供する商品はもちろん「パン」なのですが、それだとはどこにでもあるので「他で買っても一緒」となってしまい、あなたのお店で買う理由になりません。

でも「小麦粉を一切使わない米粉のパン」としたらどうでしょう。

小麦アレルギーのお子さんを持つ方やグルテンフリーの食事をされている方などのターゲットにとって「ぜひ買いたい」と思うでしょう。

女性の小さな起業に大切なのは、他の大手企業や一般の事業者ではできない、ニッチな小さな分野・お客様に対応する差別化されたキメの細かい商品・サービスですので、よく考えて決めましょう。

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どのように:どうやって売りますか?

ターゲット(=誰に)と商品・サービス(=何を)が決まったら、それをどのような方法でお客様に知ってもらって届けるのかを考えます。

店舗を持つのか・持たないのか、といった販売方法はもちろん、価格や付随のサービス、そして広告宣伝などを含めた売り方を考えます。

例で挙げた米粉のパン屋さんの事例で販売方法を考えてみましょう。

  • 店舗を持たずにインターネットのみで冷凍した米粉パンを届ける
  • 小さな店舗を住宅街に構えて販売する
  • 百貨店やスーパーに出店してチェーン店で展開する
  • 工場で生地を生産して全国のホテルやレストランに卸す

    このように販売方法だけでも選択肢は色々です。

    また、インターネットで個人のお客様向けに販売する、とした場合でも以下のように様々な方法があります。

    • 通常販売】決められた商品を注文を受けた分だけ配送する
    • 【オーダー】お客様の好みや状況に応じてオリジナル商品をオーダーできる
    • 【定期便】定期的に季節の商品を届けるサブスクリプション

    といったように販売方法や内容で特徴を出すことが可能です。

    他にも宣伝方法などで特徴を出すこともできるので、全方位的に考えてあなたらしい起業をコンセプトに表現してみましょう。

    じっくり時間をかけて魅力的なコンセプトを生み出そう

    もしあなたが「どんな事業で起業したいの?」と聞かれた時に、ひとことでパッと答えられて、「それはイイね!応援するよ!」と言われたら、コンセプトが良いと言えるでしょう。

    でも、明確で魅力的なコンセプトを作り上げるまでには時間がかかります。
    そして、思い付きの起業アイデアの場合、コンセプトに落とし込もうとすると無理が生じます。

    優れたコンセプトを考えるということは、儲かるビジネスを作り出すための重要な工程ですし、失敗しない起業のためにも大切なステップになりますので、じっくり時間をかけることが大切です。

    そして、「これだ!」と思ったコンセプトでも、事業を進めて行くうちにお客様のニーズや時代の変化などに応じて変えていくことも必要です。

    コンセプトはあなたのビジネスの軸となりますが、それにこだわり過ぎてしまって変化に対応できなってしまってもいけません。

    例えば、SNSなどのマーケティング手法は数年で劇的に変化します。今はそれが最先端だとしても、数年後には時代遅れになっているかもしれません。

    常にお客様の動向や考え方、そして自身の商品・サービスとのかかわり方を見つめながらタイミングよく柔軟に対応していきましょう。

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