起業した女性から様々なお悩みをご相談をいただきます。
そのなかで多いのが「忙しいけど儲からない」というもの。
⇒起業したらやる事がたくさん!毎日忙しくしているけど全然儲からない…
⇒お客さんが多くて忙しいけど、なぜか資金繰りは厳しい…
⇒毎月持ち出しが多くて貯金が目減りしている…
「忙しいけど儲からない」というお悩みは、起業して1年くらい経った女性起業家から多くいただく相談内容です。
そこで今回は、起業してみたものの「忙しいけど儲からない」「お客様は増えいるけど利益が出ていない」といったお悩みを持つ女性経家者に向けて、その対処法をお伝えします。
・起業して毎日忙しくしているけど全然儲からないと思っている女性経営者
・お客さんが多くて忙しいけど、なぜか資金繰りは厳しいと感じている方
・毎月持ち出しが多くて貯金が目減りしている女性起業家
「忙しいけど儲からない」を二つに分けて考える
まず最初に考えなくてはいけないのは「忙しいけど儲からない」という問題を2つに分けて考えること。
その2つとは「忙しい」と「儲からない」です。
「暇で儲からない」のであれば、もっと頑張って売れるようにすれば良いですし、「忙しくて儲かっている」のであれば、人を増やすなどで仕事量を減らすことが可能です。
しかし「忙しいけど儲からない」という場合は、それぞれの課題(「忙しい」と「儲からない」)に分けて考え原因を対処法を考えなければ、解決までに時間がかかってしまいます。
まずは二つの問題に対して原因や理由を考えてから対処法を導き出すようにしてみましょう。
「忙しい」理由と対処法
起業当初は事業を軌道に乗せるために、やらなければならないことが次から次へと見つかって忙しくて時間が無いのは当然です。
しかし、1年が過ぎても忙しくて日々奔走している、という状態が続くようであれば、見直しが必要です。
女性の経営者が忙しくて時間が足りない理由としては、主に以下のようなものが考えられます。
【女性経営者の忙しい理由】
・事業と家庭との両立ができていない
・無駄な仕事・やらなくて良い仕事をしている
・不得意・不向きな仕事に時間がかかっている
・ITの活用ができていない
それぞれについて対処法を解説します。
事業と家庭との両立ができていない
女性の起業家に多い「忙しい」状況は、事業と家庭との両立ができていない場合に多く見られます。
特に子育て中や親の介護中、家事などの家庭内での役割の多くを担っている女性が起業した場合「忙しくて時間が足りない」という状況に陥りがち。
そんな時は周囲の力を頼ったり、各種の外部サービスを活用するなどして時間を確保するか、事業のほうをセーブするなどの対応が必要です。
頑張りすぎて体調を崩したりして事業も家庭も共倒れになってしまっては元も子もありませんので、早めに何らかの対処を考えましょう。
起業女性のワークライフバランスについてはこちらの記事も参考にどうぞ!
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無駄な仕事・やらなくて良い仕事をしている
忙しそうにしている人に限って「やらなくても良いことに時間を無駄に使っている」ということがあります。
例えばSNS。
インスタやツイッター、Facebookなどの更新作業に時間を掛け過ぎていませんか?
また、SNSの更新しようとしていたのに、他の人の投稿をチェックしていて意外と時間が過ぎていた…なんてことありませんか?
SNSからの集客が多いのであれば、SNSに掛ける時間が長くても良いのですが、思ったほど集客に結びついていないのであれば見直す必要があるでしょう。
他にも、無駄なことに時間を使っていないかどうか、一日の仕事内容を見直してみましょう。
そのためにはまず、どんな仕事や作業にどのくらいの時間をかけているのか洗い出してみましょう。
そして、その仕事や作業が必ず売上に繋がっているのか、機械化などで省力化できないか、を見直してみましょう。
不得意・不向きな仕事に時間がかかっている
女性の場合、自分ひとりで起業する方や、少人数で運営される方がほとんどです。
そうなると、営業から販売、制作やプロモーション、そして会計やスタッフの管理まで、経営の何もかもを一人でこなさなければなりません。
しかし、スーパーウーマンでない限り、誰しも得意不得意、向き不向きがあります。
「営業やお客様の相手は得意だけど会計処理などの数字は苦手」
「地味にコツコツと制作するのは好きだけど、営業活動はあまり好きじゃない」
といった人が多いのではないでしょうか。
苦手なこと、不得意なことは、得てして時間がかかるものです。
餅は餅屋というように、苦手で不得意なことは他の人に任す、専門家に依頼する、外注で対応することで、自分しかできない事に時間を使いましょう。
ITの活用ができていない
未だに手書きの書類をFAXで送信していたり、計算機で手計算して間違いが多かったりということはありませんか?
以前からのやり方のほうが慣れているから…と言い訳をしてアナログのままで仕事してるのは時間の無駄、非効率です。
ITを活用したほうが確実に時間を短縮でき、正確性も高く、効率的です。
今は様々なツール、システムがあり、オートメーションで短時間に作業が終わることも少なくありません。
時間をかけてやっていることでIT化できることが無いか、システム導入で解決できないかを見直してみましょう。
会計・経理処理はシステムの導入で時短できます!
こちらの記事もあわせて読んでみてください。
「儲からない」理由と対処法
ビジネスをしていて「儲からない」=「利益が少ない」ということは、費用に対して売上が低いということを意味しています。
これには
①売り上げを伸ばす
②費用を減らす
という2つの方法しかありません。
この2つについて、具体的に対応策を考えてみましょう。
「儲からない」への対処法:売上を伸ばす
売上は以下の公式で表現できます。
売上 = 客数 × 客単価 × 頻度
そして売上を伸ばすには3つの方法があります。
【売上を伸ばす3つの方法】
①客数を増やす(新規顧客を増やす)
②客単価を上げる(お客様に買ってもらう金額を増やす)
③リピート率を高める(一人のお客様が買う回数を増やす)
売上を伸ばす方法はこちらの記事を参考にしてください!
また、お客様は多いのに安すぎる価格設定が理由で利益が出ない、という場合は価格の見直し、値上げが必要になります。
値段を見直したい、値上げしたい、という方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
「儲からない」への対処法:費用を減らす
利益を増やすには売上を伸ばす以外に「費用を下げること(コストダウン)」も必要となります。
コストダウンの手順や費用削減の具体例はこちらの記事を参考にどうぞ!
まとめ:事業や仕事の仕方を見直して稼げるビジネスに!
夢を実現するために起業して、がむしゃらに頑張ってきたけど、振り返ってみたら、全然儲かっていないばかりか、持ち出しが多くて、このままだと事業を続けていけないかも…と不安を抱いて相談にいらっしゃる方が少なくありません。
お話しを伺うと、社会性のある素晴らしい事業に取り組んでいたり、困っている方のために有益なビジネスであったりすることがほとんどです。
ご本人も一生懸命頑張って働いているのですが、やりがいはあっても、収益的に潤わず、毎日忙しくて疲労困憊に近い状態だったりします。
そういう状態ですと将来的に長続きしません。
ビジネスは利益を生み出してこそ。長く続けていくためにも必ず「儲かる」「稼げる」ビジネスにしなければなりません。
さらに、忙しすぎると一つ一つの判断がきちんとできなかったりして、ミスも増えやすくなってしまうので、適切な業務量で丁寧に仕事することも大切です。
ぜひ、仕事のやり方なども見直して、一日も早く「忙しいけど儲からない」という状態から抜け出すようにしてみましょう。
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