起業の準備がなかなか進まなかったり、起業後に思い通りにお客様が増えなかったりすると、段々とやる気を失っていきませんか?
やらなきゃいけないと分かっているけどやる気が出ない…
誰にでもそういった時がありますが、今回は、起業の準備中や起業した後にモチベーションが下がった時の対処法についてお伝えします。
- 起業の準備を進めるなかで段々とやる気が失われてきた女性
- 起業セミナー受講直後は「起業する」と意気込んだけど、今は「このままでもいいか」と思い始めた方
- 起業したけど思った通りに売上が伸びなくて段々とモチベーションが下がってしまった新人経営者さん
起業のモチベーションが下がる理由
夢や目標を持って「頑張ろう!」と始めた起業の準備。
でも、いつの間にかやる気が無くなってしまう人は多いものです。
「いつか起業したい」と起業セミナーを受講した時にはやる気満々だったけど、結局1年たっても何も生活が変わっていない・・・そんな人がいっぱいいます。
では、起業のモチベーションはどうして下がってしまうのでしょうか?
下がった時の対処法を考える前に、なぜモチベーションが下がるのかを考えてみます。
起業の準備段階でモチベーションが下がる理由
準備段階でモチベーションが下がるのは良くあることです。
その理由は、女性は自分ひとりで起業をする方が多いので、誰からもその努力を褒めてもらえないからです。
起業前の準備段階は地味な書類作成やメニュー開発など、ひとりで進める作業ばかりです。
お客様から「ありがとう」と言われることもありませんし、黙々とやるしかありません。
また、起業の動機が薄い・起業の目的がはっきりしていない場合もモチベーションが下がってしまいがちです。
「なんとなく儲かりそうだから」、「起業してるとかっこいいから」などの理由で起業をしようとするばあい、動機が薄いこともあって「いつかやろう」と後回しにしがちです。
起業に対する優先順位が高くないため、日々の生活に追われるうちにやる気も薄れてきてしまうのです。
起業した後にモチベーションが下がる理由
ダイエットを頑張っても全然痩せないとやる気を失って減量を諦めてしまうように、 頑張っても成果が表れない時はモチベーションが下がります。
起業・開業した時はモチベーションの高まりがピークですが、SNSで宣伝してもチラシをまいてもなかなかお客様が増えない、仕事が来ないとなると焦りやいらだちがつのります。
試行錯誤しながらチャレンジをしてみても成果が出ないと「どうせやっても無駄」とやる気を無くしてしまうのです。
また、ねぎらいの言葉や頑張りを評価してくれる人がいない場合もモチベーションが下がりがちです。
会社組織でもそうですが、正しく評価をしてくれたり、ねぎらってくれたりと、理解をしてくれる人の存在はモチベーションに大きく影響します。
しかしそういう人がいない女性の「ひとり起業」。
どうしてもモチベーションが下がりがちなのです。
さらに、起業の不安定さもモチベーションに影響します。
このままお客様が増えないの?
いつになったら赤字から脱出できるの?
このままずっと頑張りつづけなきゃいけないの?
こうした不安な気持ちがやる気を失わせてしまうのです。
モチベーションが下がった時の対処法
モチベーションというのは上がったり下がったりするものですから、高い時もあれば下がる時、低迷する時もあります。
モチベーションが下がる=悪いことではありません。
モチベーションが下がったからといって、そんな自分を卑屈に感じたり、反省する必要はありません。
それよりもモチベーションが下がる理由や原因を考えて対処することが大切です。
対処法①:起業の目的・理由を振り返る
あなたが何のために起業するのか(orしたのか)、その理由や目的を振り返って考えてみましょう。
起業の目的が明確でないとやる気に反映しませんが、高い目的意識があれば、目の前のことに集中して、いま出来ることを進めていくことが大切だと思い出せるはずです。
例えばそれが「お金を稼ぐため」だとしても、あなたの稼ぎが無ければ家賃が支払えない、路頭に迷ってしまう、という状況であればモチベーション云々などと言っていられず髪を振り乱してでも一生懸命やるしかないでしょう。
起業のきっかけが「喜んだお客様の笑顔が見たい」「ありがとうと言われたい」というものでも構いません。
それが起業の理由だとすると、いま来て下さる一人ひとりのお客様を思い浮かべたら、きっと続けていけるはずです。
もしあなたが起業前で、ハッキリした目的なく「起業っていいかも」となんとなく思っているのであれば、起業することは考え直したほうが良いかもしれません。
確固とした目的や理由が無いと、いつかモチベーションが下がってやる気を失うのは目に見えているからです。
対処法②:モチベーションが高い時を振り返る
モチベーションが上がる理由は人それぞれです。
褒められることでやる気が出る人もいれば、美味しいものを食べると元気が出る人もいたり、自分へのご褒美でバッグやお洋服を買ったら張り切っちゃう人もいます。
そこで「こうすれば元気が出た」「やる気になった」「頑張れた」という自分の過去の経験を振り返ってみましょう。
そこからあなたのやる気の源(みなもと)が見つかるかもしれません。
自分なりの「モチベーションが上がるコツ」を見つけることで、モチベーションのコントロールをしてみるのです。
対処法③:ちょっと休む&ストレスを解消して気分転換する
女性の場合、ホルモンが影響することもあって、体調がすぐれない日やどうしても元気が出ない時があるものです。
そんな時に無理して頑張る必要はありません。
おいしくて身体に良いご飯を食べて、お風呂にゆっくり浸かって、リラックスする音楽をかけて、早めにお布団に入ってぐっすり寝ましょう。
そうするだけで翌日には元気になって頑張れるかもしれません。
また、モチベーションが下がった原因がストレスである場合はストレス解消法を実践しましょう。
サウナに行く、バッティングセンターで思いっきりバットを振る、カラオケで大声で熱唱する、など色んなストレス解消法があります。
これもあなたなりの方法を見つけてみましょう。
女性経営者には休みが必要なことを解説しています!
起業のモチベーションを高める方法
モチベーションは、ひとの心の内側にある「動因」と呼ばれるやる気のモトと、外側から行動を起こさせる「誘因」に分けられ、この二つが組み合わさることで行動を起こすエネルギーが高まり、モチベーションが上がると言われています。
ただし、モチベーションには様々な要素が絡んでいるため、「コレ!」という特効薬があるわけではありません。
上に挙げたような下がった時の対処をするとともに、高めるための方法で私が有効だと思うのは「人と関わる」という方法です。
女性の起業のモチベーションが下がる理由でも書きましたが、その大きな理由の一つが「ひとり」であることにあります。
一人で考えて行動して、意思決定も責任もすべて自分ひとりで負う「ひとり起業」は慣れないとストレスも溜まります。
そこで、より多くの人と関わることでモチベーションを高められるのではないかと思っています。
ただやみくもに色んな人と関わるのではなく、あなたの起業に役立つ人とのコミュニケーションが重要です。
ライバルを作る
競争相手という明確なライバルでもいいですし、ちょっと先に起業した仲間でも構いません。
身近にそういったライバルがいると「あの人も頑張っているのなら私も頑張ろう!」と刺激を受けます。
私も起業した当初、一人で仕事をしていて行き詰ることが何度もありました。
そんな時は同じセミナーを受講したことで知り合った女性が、色々とチャレンジしている様子を見聞きし、触発されて頑張った経験があります。
仲間を作る
起業段階のステージが同じであったり、業種やジャンルが同じ、もしくは近い起業仲間がいることもモチベーションを高めるのに有効だと思われます。
同じ段階や類似の業種の人であれば、生じる悩みも似てきます。そして、その悩みを気軽に相談できる相手がいると不安の解消につながってモチベーションが下がることを抑えられます。
また、お互いに頑張っている姿をたたえあったり、ねぎらったり、いたわったりできる人がいることで「また頑張ろう」と思えるようになるものです。
まとめ
起業の準備や事業後におけるモチベーション維持はとても難しいものです。
もともと起業は不安定ですし、一人で起業する場合は、評価をしてくれる人や褒めてくれる人が周囲にいないからです。
だからこそ、好きなことであったり、自分にとってやりがいのあることをベースに起業することが重要になります。
そして、モチベーションを無理に上げるのでなく、頑張りすぎないで楽しんで続けるというのも大切な考え方です。
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