起業する女性にはシェアオフィスやコワーキングスペースの利用がお勧め!

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2013年に千葉市が作った起業家支援施設の『CHIBA-LABO(チバラボ)』。

起業を目指す人や起業家が利用するコワーキングスペース兼シェアオフィスです。

設立当初は弊社(PLUS-Y)が千葉市から運営を受託していました。

また、2014年には『みずいろ会館』という女性向けの会員制レンタルスペース兼シェアサロンを作って現在でも運営しています。

女性向けのレンタルスペースです

このように、シェアオフィスやレンタルスペースの設立や運営に10年ほど携わってきました。

起業する女性にはぜひこうした場所を上手に活用して欲しいと思っています。

そこで今回は起業する女性にシェアオフィスやレンタルスペースの利用をおすすめする理由を解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • これから起業するので事務所を構えようと思っている女性
  • レンタルできる場所にはどんなところがあるのか知りたい方
  • 事務所を借りているけど家賃が高いので引っ越したいと思っている女性経営者
目次

シェアオフィス・レンタルオフィス・コワーキングスペースってどんなところ?

最近は都内だけでなく地方にも増えてきたシェアオフィスやコワーキングスペース。

ここ10年でかなり増え、コロナ禍のテレワーク拡大などを背景にその看板を多く見かけるようになりました。

名前は聞いたことがあるけれど「まだ利用したことが無い」という方もいるかと思います。

シェアオフィスやレンタルオフィス、そしてコワーキングスペースは、いずれも共通してビジネスを目的に、同じオフィススペースを複数の人が利用する場所です。

賃貸のオフィスと違って、最初から机や椅子などの備品やWi-Fi環境など、ビジネスを行う環境が整っているので契約したらすぐに仕事をスタートできます。

フリーランスや起業家の方だけでなく、働き方改革の一環や、昨今のコロナ禍で進んだテレワーク・リモートワークで、一般のビジネスパーソンの利用もかなり増えています。

専業主婦が自宅で開業する際の注意点をまとめました!自宅起業をする方はこちらもどうぞ!

どんな種類があるの?

シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースやバーチャルオフィスなど、様々なタイプがありますよね。

それぞれのスペースについて特徴をご紹介します。

シェアオフィス

Share(シェア=共有)するオフィスの言葉通り、複数の人が一つのオフィススペースを共有して利用します。

シェアオフィスのフロア内は「フリーアドレス」と言って、決められた席が無く、自由に好きな場所・机で仕事ができます。

共有スペース以外に、個室や会議室を併設しているところも多くあります。

普段の仕事は共有スペースを使って、クライアントとの打ち合わせは会議室で。

集中したい時や機密情報を取り扱う場合は個室で利用するなど、状況に応じて仕事ができます。

また、多くのシェアオフィスでは住所利用(住所貸し)や郵便物の受け取り・転送などのサービスもあります。

女性で自宅住所を公開したくない場合などには便利ですね。

さらに最近では託児や授乳スペース付きのシェアオフィスも増えているので起業するママにとって嬉しい場所となっています。

まとめ:シェアオフィスの特徴
  • 複数の人がスペースを共有しフリーアドレス
  • 共有スペース以外にも個室や会議室があることが多い
  • 住所貸しや郵便物の受け取り・転送、秘書サービスなどがあることも

レンタルオフィス

レンタルオフィスは、その名の通り、事務所(オフィス)を時間で借りられる(レンタル)スペースです。

借りた場所は占有して使えるのが特徴です。

個室を占有して使うことができるうえ、入居当初から設備や備品なども揃っているのが特徴で、事業をスタートする時にすぐに開業が可能です。

共有の会議室やシェアオフィス(共有スペース)を併設しているレンタルオフィスもあります。

賃貸の事務所と比べて、借りる際のわずらわしい手続きが不要なので機動的にオフィスを構えることができます。

場所は一等地やオフィス街が多く、比較的小さなスペースの個室のため、少人数で経営する士業の方やスタッフ数の少ないスタートアップ企業向きです。

まとめ:レンタルオフィスの特徴
  • 時間(期間)で借りられるオフィス
  • 借りた場所は占有でき、机や椅子などの備品がついている
  • 会議室やコピー機などは共有で使えることが多い

コワーキングスペース

利用者同士の交流があるコワーキングスペース

コワーキングスペースはシェアオフィスに似ています。

違いは、 co-working (コワーキング =協働 )というワークスタイルに主眼を置いている点。

利用者同士が情報交換したり交流することが可能なオフィススペースです。

イメージとしては、カフェや図書館のようなオープンなスペース。

ですから、機密情報を取り扱う場合や、静かに落ち着いて仕事をしたい方の利用には向きません。

その代わり、色々な業種の人と人脈を広げたい方やコミュニティを作りたい方、他の人とコラボして仕事したい人などに向いています。

月額契約以外に「ドロップイン」という必要な時間分だけ借りられるプランを取り入れているところがほとんどです。

そのため、普段は家で仕事をするけど、たまに気分転換で使いたい場合や、移動先でちょっとだけ使いたい、という場合にも便利です。

規模は、小さなカフェほどの店舗から、個室や会議室を備えた大型のコワーキングスペースまであります。

一見するとオシャレなカフェのような雰囲気・インテリアの施設から古民家を改装したものまであって多彩なのも特徴です。

まとめ:コワーキングスペースの特徴
  • オフィススペースをシェアして使うフリーアドレス
  • 利用者同士の交流も積極的に行われる
  • 時間で利用する「ドロップイン」利用も可能
  • インテリアや雰囲気がおしゃれな施設も多い

バーチャルオフィス

バーチャルオフィスとは、 その名前通り仮想(バーチャル)の事務所 (オフィス)です。

実際に利用するオフィススペースは無く、住所だけを利用します。

住所貸しのサービスがメインですが、郵便物の受け取りや転送、電話の転送や秘書代行サービスなども用意しているところがほとんどです。

本来は物理的なオフィスを持たないものを「バーチャルオフィス」と言いますが、シェアオフィスや会議室などのオフィススペースを用意しているバーチャルオフィスもあります。
※シェアオフィスが付帯サービスとしてバーチャルオフィスを提供しているタイプです

まとめ:バーチャルオフィス
  • 仮想のオフィスで実際の場所は無い
  • 住所貸しや郵便物の受け取り・転送、電話応対などの秘書サービスがメイン


上記の4種類以外にも以下のような場所があります

シェアキッチン

調理場を時間でレンタルできる場所。
お菓子やパン、総菜などを作って販売したり、料理教室を行う人が利用できます。

シェアサロン

エステや整体など美容・リラクゼーションビジネスに使用できる場所の時間貸し。
エステサロンや美容室などが空いている時間帯を貸すことが多い。

ファブ施設/ファブスペース

3Dプリンターやレーザーカッター、3Dスキャナー、デジタルミシンなどのモノづくり系のデジタル工作機械やアナログ工作機器が用意されている施設。
オリジナル作品の制作やDIYなどに活用できます。

どんな人が利用しているの?

ワークスペースによって利用する人が明確に分かれているわけではありませんが、それぞれの利用者には特徴があります。

シェアオフィス

フリーランスの人に加え、 法人契約で利用されることも多いため、 リモートワークやテレワークの場所として会社勤めのビジネスマンなども利用しています。

レンタルオフィス

少人数で事業を行う士業の方や起業したばかりの方が中心になります。
オフィスが少人数向きのところが多いため、事業が成長したら賃貸の広いオフィスに引っ越すというパターンが多い。

コワーキングスペース

フリーランスの方の利用が多い。
他の人と交流できることや、移動先などでちょっとだけドロップイン(一時利用)で仕事するということができる点がフリーランスの方に好まれます。

バーチャルオフィス

主に自宅の住所を公開したくないと考える個人事業主の方。
ネット販売では 特定商取引法に基づく表記で住所を表記しなければなりませんが、女性で自宅住所を公開するは躊躇する方などが使うことも。
ほかに首都圏の一等地の住所で会社を登記したい方や、地方の企業による首都圏支店として住所利用する方もいます。

レンタルオオフィスからコワーキング・バーチャルオフィスまで揃う世界最大手のレンタルオフィス会社

女性にシェアオフィスやレンタルオフィス利用をお勧めする理由

女性起業家に嬉しいサービスがある施設も!

女性がシェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースなどを利用するメリットはたくさんあります。

以下に詳しく説明します。

<メリット>起業時にかかる費用を抑えられる

起業当初は何かしら物入りですから、掛かる経費はできるだけ抑えたいですよね。

女性の場合、自己資金だけでスタートする方も多いので、物件を賃貸で借りるとなると、保証金や賃料、そして内装などを含めると、かなりの金額がかかってしまいます。

さらにオフィスを構えたら、机や椅子、棚やライトなどの設備が必要ですし、プリンターやコピー機などの事務用品も自前で揃えなければなりません。

そして、電気代や水道代、プロバイダーなどインターネットの利用料などのランニングコストも必要になります。

でも、シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースであれば、そうした設備・備品はすべて揃っていてWi-Fi環境も整っているので パソコン一つあればすぐに仕事が始められます。

シェアオフィスやコワーキングスペースだと、水道光熱費などのランニングコストもかからないので資金的にかなり助かります。(レンタルオフィスでは水道光熱費が別途かかる場合があります)

もしあなたが自宅を中心に仕事をしていて、使いたい時だけコワーキングスペースをドロップインで利用するなら、その金額は非常に安く済みますし、月額で契約したとしても同じ広さのオフィスを賃貸するより確実に安く利用できます。

レンタルオフィスの利用料は多少割高にはなりますが、設備や備品などの購入をトータルで考えたら費用は安く済むことが多いと思います。

起業する際に必要となる資金の計算方法について解説した記事も参考にどうぞ!

<メリット>ネットワークや人脈が広がる

起業当初には色々な業種の方との人脈を広げることが大切です。

特に個人事業・フリーランスの方の場合は、仕事上のネットワークを通じて仕事を頼んだり、頼まれたりすることも多いでしょう。

シェアオフィスやコワーキングスペースを利用すると、様々な人との出会いが期待できます。

イベントやセミナーなどを開催している施設もあるので、そうしたイベントに参加することでネットワークがさらに広がる可能性もあります。

経営者や起業家の女性割合はまだまだ少ないので、同じ女性社長と知り合う機会はあまり多くありません。

でも、こうした場所であれば女性のネットワークも作りやすく、女性専用の施設であれば、先輩の女性社長と繋がることができたり、同じ女性経営者の仲間ができたりします。

起業当初の様々な悩みを相談することができたり、困ったことがあった時にすぐに頼れる人が近くにいるのは、こうした施設の大きなメリットです。

<メリット>セキュリティー面で安心感がある

賃貸オフィスの場合、セキュリティに関しては、自分で対応しなければなりません。

一方で、シェアオフィスやレンタルオフィスの大半では、出入り口はオートロックであったり、常駐の警備員や受付が配置されていたりしてセキュリティ管理がきちんとされています。

女性一人で夜遅くまでオフィスに残らなければならない場合でも警備員が常駐しれば安心して仕事ができます。

同じくコワーキングスペースも管理人がいるため、女性のおひとり様も安心して利用できます。

スペース内は他人と共有なので個人の持ち物や機密情報の管理といった部分のセキュリティは心配な面がありますが、女性が一人で働く場合に場所としての安心感はあります。

<メリット>立地が良い

シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースのいずれも、オフィス街や主要な駅近くに立地しています。

そのため、お客様や取引先への訪問や来客に対応する場合にとても便利です。

女性の場合、家事や育児などをしながら起業する人も多いので、便利な場所にオフィスがあることで、移動にかかる無駄な時間が短縮されて仕事に集中できるというのは大きなメリットですね。

女性起業家のワークライフバランスに関心がある方はこちらの記事もどうぞ!

<メリット>女性に特化したサービスやスペースがある

最近のシェアオフィスでは、女性の利用者に嬉しいサービスを用意していたり、利用者を女性限定にしているところもあります。

女性限定利用とまでいかなくても、女性専用スペース・女性専用フロアなどを設けるところも増えてきました。

女性に嬉しいサービスとしては、授乳室や託児所、お子さんが遊べるスペースがあったり、パウダールームがあったり。

女性経営者に特化したセミナーを開催しているところもあります。

女性が安心・快適に利用できるシェアオフィス・レンタルサロンを活用することは、事業の成長に大いに役立つと思います。

シェアオフィスやレンタルオフィスのデメリット

女性がシェアオフィスやレンタルオフィスを利用するにあたって、いくつかのデメリットもありますのでご紹介します。

<デメリット>業種・職種が限定される

シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースの利用に向いている業種・職種とそうでない方がいます。

他の人と共有のスペースで仕事するシェアオフィスやコワーキングスペースは、弁護士や税理士、司法書士、行政書士といった士業の方は、個人情報の保護のため事務所として利用することはできません。

人材派遣業や宅建業の場合も、占有スペースがあることが条件となるので、シェアオフィスやコワーキングスペースをオフィスにすることは原則できません。

ただし、レンタルオフィスであれば事務所は占有となるため可能です。

また、在庫のストックなど広いスペースが必要な場合や、大きい機材や機械などが必要な業種の方にも向いていません。

<デメリット>機密情報やプライバシーに注意が必要

スペースを共有するシェアオフィスやコワーキングスペースの場合、持ち物やプライバシー、機密情報の管理に注意が必要となります。

いつも合う顔見知りであったとしても、場所を共有する限り、ビジネスの情報や自分の持ち物の管理は十分に配慮しなければなりません。

現金を多く扱うお仕事や個人情報を大量に保有する仕事をされる場合は、個室が確保できるレンタルオフィスにし、室内に金庫を設置するなどして対応しましょう。

<デメリット>周囲の声や物音が気になる

シェアオフィスやコワーキングスペースの場合は、常に周りから音が聞こえてきます。

多少ざわざわした場所のほうが逆に集中できるという方もいるかと思います。

しかし、静かな場所でないと集中して仕事ができない方にとって、雑音の多いシェアオフィスやコワーキングスペースの利用は向いていません。

執筆やデザイン制作などクリエイティブ系の方で静かに集中したい方には向いていません。

こういう方には、占有スペースを利用する、耳栓やヘッドホンをする、などで対応する方法があります。

<デメリット>自分好みのインテリアにはできない

女性の場合、オフィスのインテリアにはこだわりたい方もいるでしょう。

しかし、シェアオフィスやコワーキングスペースは他の方と共有で使用する場所ですから私物を置いたりできません。
※ロッカーを契約して私物を置くことが可能な施設もあります

レンタルオフィスの場合も、机や椅子などの家具類はすべて備え付けなので、自分好みのインテリアでオフィスを作りたい、という方には向いていません。

自分好みのオフィスを構えたいという方は、ご自身で賃貸のオフィスを借りるなどが必要です。

<デメリット>事業者が倒産・廃業・事業縮小などをすることもある

シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースはここ数年、数が増えた一方で、運営がうまくいかずに縮小や廃業する会社も出てきています。

そうなった場合、新たな場所を見つけたり、住所変更をしなければならなかったりという手間がかかってしまいます。

まとめ:起業するなら最初はレンタルスペースがおすすめ!

ここ数年は各地に増えたレンタルオフィスやコワーキングスペース。

小さなビジネスで起業することが多い女性にとって、このような施設を利用するメリットはたくさんあります。

私自身、起業当初は行政が用意したインキュベーション施設というレンタルオフィスに4年ほど入居していました。

ながた

利用料が激安だったので起業して間もない時期に助かりました!

ほかに、ネット回線や会議室などの付帯設備も充実していたうえ、家から歩いて5分という立地だったので、通勤時間もかからず、家庭との両立にも役立ちました。

また家とは違う場所で落ち着いて仕事ができました。

そして、そのオフィスで知り合った他の起業家とは、経営の悩みの相談にのってもらったり、コラボしてお仕事をしたりすることもあって、事業のスタート時に非常に役立ちました。

私自身も様々なメリットを感じてきたので、レンタルオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスの利用は自信を持ってお勧めします。

起業する女性はぜひ利用を検討してみてください!

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