【事例紹介】キッチンカーを活用したプロモーション例【ノベルティ配布】

マーケティング:宣伝・集客
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コロナ禍のなかで注目を集めているビジネスの一つが「キッチンカー」
「ケータリングカー」「フードトラック」などとも呼ばれるもので、車を改造してキッチンをつくり出来立てのお料理を販売するビジネスです。

コロナの影響で店舗の飲食店が頭打ちになるなか、自由に場所を移動できるキッチンカーは、お客様の居る場所に行って販売ができるのが強み。オフィス街はもちろん、テレワークが進んだマンション街などで販売して売り上げを伸ばしています。

このキッチンカーを活用した「キッチンカー」をプロモーションで活用した事例をご紹介します。

※女性の起業サポートの他に、マーケティングのコンサルティングを手掛けている弊社(PLUS-Y)が手がけた事例です

プロモーションの概要

今回、依頼を受けたプロモーションは、「キッチンカーでノベルティを配布したい」というものでした。

ノベルティとは、宣伝する企業や商品の名前などが記載されたグッズを無料で配布する販促で、認知度の向上や、購入・契約を促す効果を期待したプロモーション方法です。

クライアントは大手賃貸住宅の企業様。
コロナ禍でテレワークが進んだ結果、オフィス近くの都心の住居から郊外への移転も増えているため、郊外の物件をPRするために、都心のオフィス街でランチ時に見かけるキッチンカーをプロモーションに活用したい、というご相談でした。

クライアント様の名称などをプリントしたノベルティグッズを配布して、認知度を高めたり、郊外への移転・引っ越しの際の検討材料をしてもらうのが目的です。

例年、引っ越しが増えるシーズンの少し前、12月に実施したいとのことでした。

ノベルティを何にするか

ご依頼の時点では、キッチンカーを利用して配布することは決まっていましたが、ノベルティを何にするか決まっていませんでした。
しかし、ノベルティについて、このようなご希望がありました。

  • ・キッチンカーで配布・利用しやすいもの
  • ・お客様に喜んでもらえるノベルティにしたい
  • ・キッチンカーにも役立つ(喜ばれる)ノベルティにしたい
    ・キッチンカーの配布の負荷が少ないもの

当初、クライアント様では、キッチンカーで使用するナプキンやお箸、フォーク&スプーンなどのカトラリーや、手提げ袋などに企業名等をプリントして配布したらどうか、という案がありました。

かならず食事の時に利用するものなので、お客様に必ずお渡しができるうえ、キッチンカーとしたら使用分を代替できるため喜ばれるのではないか、という理由です。

ただし、そうしたものはキッチンカーとしては仕入れ代が浮くので嬉しいかもしれませんが、お客様に喜ばれるか?と言われると、ちょっと違います。普段から無料でもらえているナプキンやカトラリーですから、それに広告が入っているだけ、ということになります。

そこで、配布してお客様に喜ばれるもの、という視点で、通常の商品購入にプラスとなるものを検討した結果、「ドリップコーヒー」にすることにしました。1杯分のドリップコーヒーが入ったパックです。

ドリップコーヒーにした理由は以下の通りです。

  • ・多くのお客様に喜んでいただける
  • ・1つずつ配布できるので手間がかからない(キッチンカーの負荷が少ない)
  • ・もらった本人が使用しない場合、誰かに渡す可能性が高い(捨てられにくい)
  • ・もらった時とコーヒーを淹れる時と2回目にする機会がある

パッケージはオリジナルのデザインで印刷したものを、キッチンカーでご購入のお客様にお配りする、ということに決まりました。

ノベルティの費用対効果について

ノベルティ配布はセールスプロモーション(販売促進)として昔から行われている手法ですが、費用対効果が分かりにくい、というのが最大のデメリットです。

今回のノベルティで言うと、ドリップコーヒーを受け取った人のうち、どれだけの人が実際の契約に繋がったのか、というのはなかなか分かりづらいものです。

契約や問い合わせの際に「何で知ったか」とアンケートで調べることは可能ですが、ノベルティ配布以外にも広告宣伝や各種のプロモーションを行っているため、複数のメディア・販促から認知し、検討して契約まで至っているので、そのなかでノベルティがどれだけの役割を果たしたかは、数値として測りにくいのです。

配ってその場ですぐに購入や契約などが行うわれるようなイベントや展示会出展と違って、今回の場合は「転居」という大きな契約が最終目標ですので、より分かりにくくなります。

また、プロモーションの目標が「認知度の向上」というようなふんわりしたものだと余計に効果測定が難しいところ。

でも、企業がお金を出して販促をやるからには何らかの費用対効果の計測が必要です。

そこで、ドリップコーヒーにアクセス解析ができるQRコードを付けて、それを読み取ってくれた人がどのくらいいるか、というところで効果測定できるようにしました。

この効果測定無くしては、プロモーションがうまくいったのかどうかが検証できませんし、次回のプロモーションにも繋がりません。

ノベルティ配布のプロモーションは「お客様に喜んでもらえる」というだけでなく、きちんと効果が見える形にすることが大切です。

▼QRコードの作成・活用についてはこちらの記事も参考にどうぞ

ノベルティのパッケージデザインについて

今回、ドリップコーヒーをノベルティで配布することにしましたが、そのデザインはオリジナルです。

ドリップコーヒーのパッケージをオリジナルで作成できるところは様々あるのですが、お値段もピンキリ。今回はできるだけ大量に配布したかったので、1個当たりの単価が安くできるところを探しました。

デザインはオリジナルのQRコードと組み合わせたものをデザイナーに依頼して作成し、できあがったのはこちら。(画像を一部加工しています)

それぞれ違う味になっています。

白パッケージに黒のインクでシンプルですが、企業名を大きく表記し(隠れている画像のところに企業名を記載しています)、賃貸住宅をイメージするイラストで組合せました。

キッチンカーでの配布方法

配るノベルティが出来上がったので、お次は配るキッチンカーの手配です。

これは、以前からお知り合いだったキッチンカーズジャパンさんにお願いしました。

キッチンカーズジャパンさんにこのプロモーションの説明をしたところ、配布に協力してくださる11の事業主さんをピックアップしてくださいました。

都内を中心にオフィス街でランチ販売をしている方や、スイーツなどを販売するファミリーがお客様のキッチンカーさん。郊外の賃貸住宅にご興味を持って下さりそうな方にアプローチできるキッチンカーをチョイスしてくださりました。

クライアント様から配布の地域について一部指定があったのですが、それにも対応してくれて、途中の配布経過はもちろん、終了後にはどのキッチンカーがどの地域で何個配布したかのレポートまでいただきました。

今回のプロモーションについて、配布に協力してくれたキッチンカーさんからご意見や感想を伺ったところ、ほとんどの方から好意的なご意見をいただきました。

なかでも多かったのが「お客様に喜んでもらえるので、自分のところのサービスのように思ってもらえて嬉しい」というお声でした。

こうした「配布」系のキャンペーンの場合、配布に協力する事業者が「面倒くさい」「手間がかかる」と嫌がる場合もあるのですが、今回はそうしたことが無いうえ、喜んでいただけたのが良かったです。

なかには、SNSやLINEなどで「食事を購入した方にはドリップコーヒーをプレゼント」と宣伝してくださったキッチンカーさんもいて、こちらとしては有難い限り。

お客様に喜んでいただけるばかりでなく、キッチンカーさんのお役にも立つノベルティのキャンペーンができました。

まとめ

オリジナルのノベルティと言えば、ボールペンやメモ帳・ふせんなど「普段使う文房具」となりがちですが、そういう物は「使えるから有難い・・・」と思ってもらえるけれども、「もらって嬉しい♡」とまで思ってはもらえないことが多いのではないでしょうか。

せっかくお金を使って行うプロモーションですから、お客様に喜ばれることを最優先にしつつ、「認知度アップ」や「契約率アップ」などの目標につながるものでなければなりません。

今回はターゲットがはっきりしていたうえ、配布方法もキッチンカーという限定があったので、「ドリップコーヒー」という企画になりましたが、ノベルティを考える際には、やはり「ターゲット」を基軸に考えることが大切だと思います。

また、費用対効果を検証できるようにすること、目標や予算に合わせてノベルティを選定すること、なども重要です。

ぜひじっくりと考えて喜ばれて効果の出るノベルティ企画を立案してみてください。

      

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