最近、あちこちで見かけるようになった「QRコード」。
四角のモザイク模様が特徴で、「二次元バーコード」とも呼ばれています。
これがQRコード↓
スマホのカメラでQRコードを読み込むと、QRコードに含まれる情報を自動に読み込んで表示されます。
最近はコンビニの支払いはQRコードで決済します
飛行機やコンサートのチケットも二次元バーコードになってますね!
このQRコードは自分で簡単に作れるうえ、QRコードを読み取った履歴(アクセス状況)も確認できることをご存知ですか?
そこで、今回はQRコードの作り方から活用法、そして作成にあたっての注意点などをご紹介します。
QRコードは誰でも自由に作成できる二次元バーコードです。
この記事を読んで、上手にプロモーションに役立てましょう!
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
QRコードのつくり方
まずはQRコードを作ってみましょう。
QRコードが作れるサイトは色々ありますが、私がおすすめするのは「クルクル マネージャー」。
QRコードを開発した株式会社デンソーウェーブが運営しているQRコードのサイトです。
QRコードは無料で誰でも作成できて、一時的に保存された作成情報やアクセス解析なども閲覧できます。
また、アカウントの登録(無料)をすると、これまで作成した履歴が見れたりアクセス解析情報がいつでも見れたりします。
作成はとっても簡単。
サイトを開いて「URLを入力」というところに、ホームページやSNS等のURLを入力して、右の「作成」を押すだけです。
※アクセス解析が必要な場合は、URL入力欄のしたの「アクセス解析」をスライドさせてONにします。
作成ボタンを押すとQRコードが完成するので、PNG・JPEG・EPSという3つの形式から選んでダウンロードします。
URLではなく文字や文章を表示するQRコードを作成したい場合は、入力枠の上に「テキスト」とあるので、そこをクリックすると、テキスト版のQRコードが作成できます。
作成は慣れれば数十秒でできちゃいます!
QRコードの活用シーン
さて、QRコードの作成方法が分かったところで、どんな風に活用したら良いでしょうか。
女性の事業者が利用しやすいアイデアを幾つかご紹介したいと思います。
名刺やチラシに印刷してサイトやSNSをPR
QRコードの一番オーソドックスな利用方法は、名刺やチラシに会社のホームページやSNSのURLをQRコードで掲載する方法です。
ホームページやSNSのURLは長い場合も多いので、名刺やチラシにそのまま書いておいてもアクセスにはつながりにくいのですが、QRコードにすれば簡単に目的のサイトやSNSにアクセスが可能となります。
「〇〇と検索」といったように、検索キーワードを表示する方法もありますが、必ずしも検索された時にトップに表示されるとは限りません。
まずはURLを記載している名刺やチラシ、パンフレットなどの紙媒体にQRコードを活用してみると良いでしょう。
店頭に陳列している商品の説明文として
販売している商品の説明や紹介の方法としては、これまではPOPが主流でした。
しかし、POPの作成にはデザインセンスが必要だったり、スペースが限られているため情報量が少なかったりします。
これをQRコードに置き換えると、商品説明が十分できるうえ、POPとして作成や更新する手間も大幅に省けるようになります。
商品情報の説明やレシピ紹介、アレンジ方法、購入後のお手入れ方法など、様々に活用できそうですね。
動画へリンクして店舗や商品の説明、商品の組み立て方、お手入れ方法などを紹介
QRコードのリンクは、YouTubeなどの動画に設定する事も可能です。
パンフレットやフライヤーにQRコードを掲載して、店舗やスタッフの様子を紹介する動画へリンクすると、新規のお客様の店舗訪問へのハードルを下げることができます。
また、組み立てが必要となる家具などの商品はそれを動画にして、組み立て方法の説明書にQRコードで、組み立て動画をリンクすることができます。
動画はテキスト(文字)や写真と比べて、音や雰囲気、時間など、たくさんの情報を伝えることができるので、QRコードと連動して活用することで様々な可能性が広がりますね。
アンケートや投票に利用
お客様へのアンケートをウェブアンケートにし、それをQRコードから読み取れるようにすることで、お客様も入力が簡単になりますし、事業者側も集計が楽になり、一石二鳥です。
Googleフォームを使えば、無料でアンケート作成ができますし、自動で集計してグラフで見れたり、スプレッドシートに表示してくれるので分析もとても簡単になります。
割引チケットやクーポンでリピート客を増やす
お客様に再来を促す方法として、クーポンや割引チケットなどがありますが、紙媒体のものだと、紛失してしまったり、持参のし忘れなどが生じます。
それをウェブに切り替えて、QRコードとセットで活用することが可能です。
FacebookやLINE for BusinessといったSNSでもクーポンの機能がありますが、「Cuporu(クポル)」というサイトでは、インターネット上でクーポンを作成、配布できる無料サービスを提供しています。
Cuporu(クポル)ではお客様にQRを読み取っていただだいたあと、クーポンを受け取り、お店で見せてもらうことで割引などのサービスを提供するものです。
再来店を促し、リピート客を増やす施策としてクーポンや割引チケットを利用する際には、ぜひQRを上手に使ってみましょう。
Wi-Fiの接続用QRコード
カフェや飲食店、コワーキングスペースなどではお客様にWi-Fi利用をサービスとして提供しているところが増えています。
Wi-Fiは通常、接続のためにSSIDと呼ばれる電波の名前と、接続用のパスワードを利用者が自分のPCやスマホに設定することが必要になります。
でも、利用者の立場にしてみると、あのパスワードを入力するのって結構面倒臭いものです。
特にやたらと長いパスワードや、英数字がランダムで大文字小文字が混じっていたりすると入力を間違えてイライラした経験がある方も多いのではないでしょうか。
このWi-Fi接続をQRコードにすることができるのです。
Wi-Fi用のQRコードを読み込むと、パスワードの入力無しに自動的にWi-Fiに接続してくれるのでとっても便利です。
上でご紹介したQRコード作成サイト「クルクルマネージャー」にある「クルクルWi-Fi」というところで作成できますので、お客様へのサービスとして利用してみてはいかがでしょうか。
QRコードを作成・利用する時の注意点
QRの語源は「Quick Response(クイックレスポンス)」とのこと。
素早い読み取りを目指して開発された事から、このように命名されたそうです。
参照:https://m.qrqrq.com/service/faq/#jumpQrCodeInfo
素早く読み取れて便利なQRコードですが、利用の際には以下のような注意点があります。
・作成・印刷したQRが確実に読み取れるかどうかを確認する
・印刷するサイズに注意する
・印刷する素材に注意する
・周囲の余白(マージン)に注意する
・変形に注意する
・印刷の濃淡に注意する
・データ内容に注意する
以下に詳しく解説します。
作成・印刷したQRが確実に読み取れるかどうかを確認する
QRコードの作成ができたら、必ずスマホで読み取れるか確認しましょう。
以下に紹介する注意事項が守られていないと作成したQRコードが読み取れないことがあります。
読み取れない原因は以下に当てはまる可能性がありますので確認してみてください。
印刷サイズに注意する
QRコードが小さすぎると読み取れないことがあります。
実際にあったのですが、日経新聞に見開き一面で掲載されたイベントで、詳細はQRコードで読み取ることになっていました。
ところが、QRが小さすぎてスマホ(iphone)の焦点が合わずに読み取れませんでした。
日経新聞の広告でもこんなことあるんだな~とビックリでした。
なお、最小サイズは、QRコードを形成するセル(QRコードを構成する最小単位の四角い領域)の大きさや、バージョンによって異なっていて、読み取るリーダー(スマホ)の性能によっても異なってきます。
1cm程度でも読み取れるようですが、どんな環境で読まれるかは分からないので、15mm以上のサイズが望ましいと考えられます。
最大サイズの上限はありませんが、あまり大きいとスマホなどで読み込む際に不便ですから、30mm程度までがおすすめです。
印刷する素材に注意する
多くの場合、QRコードは紙に印刷すると思いますが、紙質によってきちんと読み取れないことがあります。
目の荒いザラザラした紙や凸凹のあるエンボス加工(浮き出し加工)の用紙に印刷した場合、QRコードが読み取れないことがあります。
また、透明なビニールやフィルムなどの素材に印刷した場合、光が反射してしまったりすることで読み取れない場合があります。
透明なものに印刷する場合は、黒だけでなく白い下地も印刷すると読み取りやすくなります。
周囲の余白(マージン)に注意する
QRコードを印刷したいけどスペースが限られているような場合、QRコードの余白部分を切り取ってしまうのはNGです。
四角の周囲、上下左右にある程度の白い余白(マージン)を持たせておかないと読み取れません。
15mmのQRコードを印刷する場合は、上下左右にそれぞれ2mm程度のマージンを配置しましょう。
変形に注意する
QRコードは縦横比率が1:1の正方形です。
チラシやパンフレットにQRコードをデザインする際に、大きさを調整しようとして縦横比率が崩れてしまうと読み取りエラーが生じます。
画像加工ソフトなどで拡大や縮小をするとゆがみが生じる場合もありますので注意しましょう。
印刷の濃淡に注意する
QRコードは白と黒の光の反射の差によって読み取りを行うため、薄い色で印刷した場合に読み取れないことがあります。
白と黒以外の色の組み合わせでもQRコードは読み取れますが、確実に読み取りしたい場合は「白+黒」の使用をお勧めします。
データ内容に注意する
意外と見落としがちなのが、作成したQRコードのリンク先のURL。
コピペ間違いなどで、指定するリンク先が違っていたり、予定していたリンク先と違っていたりしていることがあります。
印刷が済んだ後でリンク先が違っていることに気が付いたら目も当てられません。
印刷前にデータ内容が間違っていないか充分確認するようにしてください。
まとめ:QRコードはアイデア次第で幅広く活用が可能!
最近は様々な場面で活用されているQRコード。
スマホの普及に伴って、私たちの生活にも随分と浸透してきました。
面倒な手入力の手間を省いてくれるこのQRコードは小さな事業者でも無料で簡単に作成ができるので、ぜひプロモーションや販促に活用してみましょう。
本記事では活用例をご紹介しましたが、アイデア次第でさらに集客やリピーターづくりなど幅広く活かせるツールです。
利用上の注意点を確認して、ぜひあなたの事業に活かしてみてくださいね!
お客様を増やすための宣伝・集客について解説した記事はこちら
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