起業を決めたら何から始める?開業準備の進め方と段取り

起業前に確認したいこと
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「起業しよう!」と決めたものの

  • 開業のための準備は何をしたらいいか分からない・・・
  • やることがたくさんあって何から手を付けたら良いか分からない・・・
  • やらなきゃいけない事がヌケモレしていないか心配・・・

という女性も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、起業を決めた女性が開業の準備を進める際に、どんな段取りで進めていったら良いかについて解説したいと思います。

開業準備の進め方は人それぞれ!

開業の準備の内容は、起業する業種や業界、そしてあなたの経歴(これまでの経験、資格の有無など)によって異なります。

まず、資格や許認可が必要な事業であれば、必ず事前にそれらの取得が必要となるので、資格取得を最優先に考える必要があります。

また、起業にあたって金融機関からの融資や補助金・助成金の利用を考えているのであれば、計画的に準備を進めなければいけません。

しかし、資格や許認可が不要な事業で、融資も受ける予定が無く、規模が小さい起業であれば、開業までの準備は「こうしなくちゃダメ」という絶対的なものはありません。

ちなみに下に書いた例は、私がこれまでにお会いした女性の「起業の初めの一歩」の行動の実例です。

  • 「起業するなら届け出をしなくちゃ!」とまず税務署に開業届を出した
  • 「起業するならPRが大切」とSNSのアカウントを開設して発信をした
  • 「まずは拠点となる場所を準備しよう」と不動産屋さんに行って賃貸物件を借りた

・・・など、人によって開業準備の進め方も様々です。

どれが正解というものはありません。
「これから始めないとダメ」とか「こういう順番で準備しないとダメ」というものは無いので、自分のペースで必要な準備を進めていけば良いのです。

ただ、「自分のペースで」とか「進め方はひとそれぞれ」と言われると、「じゃあ、私は一体どうしたらいいの?」と思う方もいるでしょう。

業種や業態、これまでの経験や資格の有無等に関係なく、開業する方全員に共通した進め方としては

  1. 『やることリスト』を作成する
  2. 『やることリスト』に優先順位をつけてスケジュールに落とし込む
  3. スケジュールを定期的に見直す

という順番で進めることをおススメします。

では、そのやり方について具体的に説明しますね。

『やることリスト』を作成しよう

開業準備の進め方は人それぞれで良いのですが、起業や開業に向けて「必ずやらなければいけないこと」「準備しなければならないこと」というものがあります。

上にも書いたように、資格や許認可が必要な事業を始めようとする場合は、その取得が必要です。

また、これまで経験が無い分野での起業を考えているのであれば、その業界に関する知識や情報を得たり、技術・スキルを身に付けることも必要になるでしょう。

そして、開業の際に資金が必要な場合は、その調達(お金の準備)が欠かせませんし、店舗や事務所を構える場合は、その場所が必要となるので、ある程度時間をかけて探す必要があります。

あと、ひとり起業ではなく、スタッフを採用するような場合も、開業までに人を探して教育しなければなりません。

もちろん、販売・提供する商品・サービスの内容や価格などを固めて、どのように提供するかを検討して、宣伝やプロモーションの準備も大切です。

□資格や許認可の取得が必要か否か
□開業にあたって経験や技術の習得が必要か否か
□資金調達が必要か否か
□店舗や事務所などの場所が必要か否か
□自分以外のスタッフが必要か否か
□販売・提供する商品・サービスは決まっているか否か

これらの必須項目を確認して、必要となる場合は、そのためにやらなければならないことを、具体的にリストにしていきましょう。

例えばカフェを開業したい方の場合は、

食品衛生責任者の資格を取る
不動産屋に行って物件を探す
内装業者を探す
店舗に必要な設備や家具、備品のリストを作る
食材の仕入れ先を探す
メニューを考える
ホームページを開設する
スタッフを募集・採用する
・・・

など、思い付いた内容をすべて書き出しましょう。

後からもどんどん思い付くかもしれませんが、とにかく「やらなくちゃ」と思ったことは全て書き出します。これが『やることリスト』です。

『やることリスト』に優先順位をつけてスケジュールに落とし込む

『やることリスト』が出来たら、次にそのリストに優先順位をつけて、いつやるかを決めます。(=スケジュール化)

もしあなたが「1年後の〇月〇日に開業したい」と開業日を決めているのであれば、それまでに終わらせなければいけないことを最優先に考え、逆算でスケジュールに組んでいきます。

また、開業日が決まっておらず、準備が整った段階で開業日を決めようと思っているのであれば、優先順位のどの段階まで進んだら開業日を決めるかを考えておきましょう。

ただ、どちらかと言うと、先に開業日は決めておくほうが良いでしょう。

目標となる開業日(=締切)が決まっていないと、日常の忙しさを理由に、ずるずると準備を後延ばしになりがちです。「来年の3月には開業しよう」などのように、おおよそで構わないので開業日を定めておいたほうがスケジュール化もしやすくなります。

先ほどの例に挙げたカフェ開業の『やることリスト』をスケジュールに落とし込むと、こんな風になりますね。

なお『やることリスト』からスケジュールに落とし込んだ段階で、先輩経営者などにヌケモレが無いかを確認をしてもらうと良いでしょう。

同業の先輩や異なる業種でも経営を既にされている方からのチェックによって、自分では気付かなかった「やるべきこと」が出て来る可能性があります。

それらを加えて開業スケジュールの完成となります。

立てたスケジュールは定期的に見直そう

スケジュールを立てたらそこで終わりではありません。
そのスケジュールを管理して、定期的に見直すことが大切です。

予定を立てても、それが実行されなければ意味がありませんから、今やるべきことと、次にやることを意識しながら準備を進めていきましょう。

そして、実際に実行してみると思った通りに進まないことが多々あるでしょう。
事業は予定通りに始められない&終わらない、なんてのはよくあります。特に初めてのことばかりですから「このくらいで終わるだろう」と予想していたものの、思った以上に時間がかかることがたくさんあるはずです。

ただし、一旦決めたスケジュールを厳格に守る必要はありません。
スケジュール通りに進めばラッキーで、予定通りでなくても柔軟に対応することが大切です。
そして、スケジュール通りに進まず、どう調整しても開業予定日までにやるべき事が終わらない場合は開業日を延期することを早めに検討しましょう。

さらに、進めていく途中で「やるべきこと」が追加されることもあるでしょう。
それをスケジュールに組み込んで、何度も修正したり追加したりを繰り返しながら、開業までの準備をヌケモレなく進めていくようにしましょう。

開業準備のまとめ

起業する方から「なにから準備したら良いか分からない」とか「やることがいっぱいあって混乱する」などの相談が多いのですが、そういう人の多くは、頭の中だけで考えていて、やることが整理ができていないことがほとんどです。

①「やること」を書き出す(やることのリスト化)
②やることに優先順位をつけてスケジュールに落とし込む

この二つのステップを行うだけで、何から手をつけて良いか分からない、といった悩みの多くは解決できます。

リスト化&スケジュール化をせずに、やみくもに進める準備は、ヌケモレも多く、予想していたスケジュール通りに進まない・終わらないことがほとんどです。

開業の準備をきちんと進めたいのであれば、リスト化とスケジュール化は必須です。

そして、一番大切なのが3つ目の「スケジュールを定期的に見直す」ということです。

開業のスケジュールが机上の空論に終わってしまわないよう、そして、起業の夢の確実な実現のためにも、スケジュール通りに進んでいるかをこまめに見直していくことが大切です。

「起業しよう」と決めたのであれば、ぜひ開業までのスケジュールをきちんと立てて管理していくことをお勧めします。

  

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