withコロナでリアル開催の講座を実施しました(備忘録的なもの)

セミナー関連

2014年から講師を担当している千葉市男女共同参画センター主催の「女性のための起業準備講座」について、今年度の講座日程のプログラムが先日終了しました。

昨年の講座終了後に「来年も引き続き講師をお願いしたい」と言われていたのですが、その時は今のような新型コロナウィルスの影響があると夢にも思わず「はい、またよろしくお願いします!」と気楽に答えていました。

その後、新型コロナウィルス感染が広まり、今年は対策を講じながらのリアル開催となりました。

オンライン講座が広まってはいますが、コロナ禍でのリアル講座の開催は、私自身戸惑う部分や試行錯誤をしたところが多かったので、今後同様にセミナーを開催する方の参考となればという思いと、備忘録として記事を書いてみたいと思います。

 

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起業準備講座の日程とプログラム

毎年、少しずつ変化していますが、昨年から以下のような5日間のプログラムになっています。
※カッコ内は今年の開催日程

1日目:座学2時間「起業の基礎知識」  (7/3)
2日目:座学2時間「起業の基礎知識」 (7/10)
3日目:グループ相談会(7/17)
4日目:個別相談会 (7/31)
5日目:個別相談会 (8/29)

1日目と2日目は、途中グループワークを交えながら、起業について学ぶ2時間の授業で、その二日間のみ全員参加がマストになっています。そして3日目以降の相談会は任意参加になっています。

4日目の個別相談会は参加希望者を募って、一人1時間の相談会。そして一か月後の5日目に、進捗を聞いたり、今後の方向性などを話し合う、という流れです。

緊急事態宣言真っ最中の4月に「今年度も同じように(リアルで)講座を開催する予定」という連絡をいただき、6月中旬に担当者と打ち合わせをして具体的な内容などを詰めました。
ただ、コロナ感染症の拡大が再び生じた時や緊急事態事態宣言が再度発令された場合は、中止等の判断もありえる、とのことでした。

セミナーにおける新型コロナウィルス対策

講座の実施にあたって以下のような新型コロナウィルス対策が取られました。

【参加人数】

例年、参加者は30名が定員で行ってきました。また、実際のお申込みが40名を超えることがほとんどで、定員越えの40名前後で開催するのが常でしたが、今年度は定員を通常の半分、15名となりました。
ただ、緊急事態宣言解除後すぐの告知&千葉でも感染者が増加してきている時期でもあったので、最終的にお申し込み者は12名。また、当日キャンセルされる方も普段より多い状況でした。

 

【会場】

参加者同士の距離を保つため、全日程を通して昨年までと比べて広い会場を使用して講座が行われました。

まず、座学の講座(教室形式)は、40人定員の会議室を使用し、十数名の参加者はそれぞれ長机1台にひとりずつ座るという、かなり余裕のある配置となりました。

また講師の演台にはアクリル板が設置されていて、飛沫が飛ばないようになっていました。
私はこれまでの講座では、結構動いて身振り手振りで解説したり、ワーク中に参加者の席の近くまで寄って質問したりする方法でやっていましたが、今回は極力そうした行動は慎んで、このアクリルボードからはみ出ないような位置で講座を行いました。

教室形式の講座はソーシャルディスタンスを取った配置は割と容易に対応出来ますが、グループ相談、個別相談でもスペースを取った配置で行われました。

これまでのグループ相談では、ロの字に机を配置し、隣同士との距離が近かったのですが、今回は一つ一つの机をかなり離して配置し、それぞれの机にアクリルボードを前に置いて、飛沫が飛ばないようにしました。(もちろん参加者はマスク着用が必須でした)

そして、個別相談の時も、相談者と私の距離は2メートルほど離れていて、アクリル板が前にありました。

毎回フェイスシールドもご用意いただいていました。しかしマスク着用かフェイスシールド対応、どちらでも構わないと言われたので、アクリル板があるので、マスク着用で対応しました。

あと、1時間に1回程度、換気をするということも実施されていました。

相談会会場は窓が開く部屋だったので、そこでは常に少し窓を開けて換気をしていていましたが、最初の二日間は窓が開かない会場だったため、1時間ごとに休憩時間を取り、出入り口を開放して換気を行っていました。

 

【参加者の対策】

参加者にはマスク着用の義務化と、入室時の検温、そしてアルコールによる手指消毒という対応をしていました。

また、体調が悪い方や家族に風邪症状のある方、新型コロナウィルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある場合の参加を控えていただくようなお願いがなされていました。

 

【スタッフの対策】

スタッフもマスクもしくはフェイスシールド着用で参加者対応をされていました。

以上のようなコロナ対策に対して、多少の不便がかかったり、これまでと同じコミュニケーションが出来ない点についてはご不満も多少はあったかと思いますが、おおむね参加者の方も納得していただけたようでした。

公共の団体が実施・開催する講座ということもあり、とにかく3密を避けた感染症対策が取られており、講座終了後1週間ほどが過ぎた現時点で新型コロナウィルスは発生していません。これは、センターの方々が努力された結果だと思います。

講座の内容におけるwithコロナ対応

ここまで3密を避けた講座開催におけるハード面でのコロナ対応について説明しましたが、ここからは講座の内容・方法などソフト面でのコロナ対応について解説します。

講座の内容について

今回の講座の参加者は、起業前の方が大半で、しかも起業時期はまだ未定という方がほとんどでした。ですから、講座の内容も「起業とはどういうものか」「起業するにはどのようなことが必要か」といった概要を分かりやすくお伝えするものでした。

ただ、その際に「コロナ前とコロナ後で違うこと」を伝えるように心がけました。

「アフターコロナ」、「withコロナ」と言われるように、ビジネスでこれまでと同じようにはいかない部分もあるので、これから起業を目指すのであれば、そうした対応をすることが必須となることを丁寧にお伝えするようにしました。

 

講座の進行・形式

私の講座では、一方的に私が教えるだけでなく、参加者同士のディスカッションやフィードバックによる気付きを重視をしています。

また、こういう講座を通じて知り合う「起業仲間」ができることを重視していることもあって、グループディスカッションは重要な意味を持っていました。

これまでの2時間の座学講座であれば、そのなかで複数回、グループディスカッションの時間を設けて、自分のアイデア・プランを発表したり、それについて他の参加者から質疑やアドバイスを受けることが行われていました。

ところが、今回の講座では「参加者同士が向き合って行うグループディスカッションは無しにしてください」とのことでしたので、どうしたらその分のコミュニケーションが取れるか、が課題でした。

そこでまず、教室形式での講義中には極力「発表」を取り入れるようにし、それに対してフィードバックを発言してもらう、という方法をとりました。

しかし、グループディスカッションであれば一人当たりの発言回数・発言時間も多いのですが、ひとりずつの発表だとどうしても一人が話す時間が少なくなってしまいます。また、発言に対して他の参加者からフィードバックをもらう時間もあまり取れません。

そこで、コメントシートというものを導入しました。

発表した人に対して、コメントを書いて渡すためのシートです。ディスカッションでのフィードバックが一部しか出来ないので、紙でフィードバックができるようにしたものです。

ディスカッションでのコミュニケーションに比べると濃密さはありませんが、せめてもの手段という感じでしたが、参加者の方も活用してくださっていました。

withコロナ時代のリアル講座の課題

講演型、授業型の講師が一方的に話すタイプの講座であれば、参加者の人数を減らしたり、スペースを取って密にならないようにして、手指消毒、そして検温、マスク着用などの対策をして、換気に注意しながら行えば、これまでと変わらずリアルの講座も開催ができると思います。

しかし、参加者同士・参加者と講師とのコミュニケーションの比重が大きい講座の場合、リアルで開催するのは非常に難しいと感じました。
逆にオンラインであればグループディスカッションも可能ですし、今後はそうした形式の講座はオンラインに移行していくほうが良いと思いました。。

現時点では新型コロナウィルスの感染のリスクを完全になくすことはできませんし、参加者側からも「オンライン講座のほうが安心して参加できる」というニーズもあるかと思います。特に小さいお子さんがいるママ向けであればなおさらです。

リアルに会う、顔を合わせる、ということにも一定の価値があるので、今後は講演型、授業型をリアルで行い、グループディスカッションや相談などについてはオンライン型という組み合わせで実施する、というやり方もあるのかな、と思っています。

なお、今後10月以降にはリアルの講座やオンラインの講座の担当が決まっているので、私自身もやり方や内容などを工夫しながら進めていきたいと思います。

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